東京暮らし、五反田ラバー。

レストランが好きです。人のインタビューもごくたまに。

五反田の新定番「東京豆漿生活/トウキョウトウジャンセイカツ」で台湾式朝ごはん。

五反田朝食を提供するお店は多くない。朝食のために五反田にくる理由になるであろうお店は片手で数えるほどではないか。そのうちの一つ、若い女性の心を掴む朝食店「東京豆漿生活(トウキョウトウジャンセイカツ)」は、2019年のタピオカブームにもつながる台湾ブームの東京で、女性誌やテレビに引っ張りだこの台湾式朝ごはん専門店だ。

※2020年5月7日現在コロナウイルスの影響で休業中。再開時の応援記事です。

 

台湾式朝食 スペシャリテは鹹豆漿(豆乳スープ)

東京豆漿生活鹹豆漿

右:鹹豆漿(450円)、左:紅豆酥餅(250円)

お店の一番人気は店名にもある「豆漿(トウジャン)」。その中でも「鹹豆漿(シェントウジャン)」は日本ではなかなか食べられない一品。

 

豆漿は、豆乳スープ。

鹹は、塩辛い。

 

この二語が合わさった「鹹豆漿」は直訳すると「塩辛い豆乳スープ」という意味。実際には豆乳に干しエビや干し大根、醤油、ごま油、酢などを混ぜ合わせたもの。

塩辛いというよりは酢の酸味がまろやかになった感じ。おかずらしい塩辛さと、酢を混ぜたことによりゼリー状になる豆乳を噛みながら食べるため食べごたえもあり。朝食にピッタリな一品だ。

 

普通の豆乳も飲むのもあり

左:豆漿(260円)、右:焼餅&葱蓑(180+100円)

前日までの食べすぎや飲みすぎで、鹹豆漿では重いかも、、という方であれば、通の豆漿(プレーンな豆乳)もおすすめ。プレーンだから、無調整豆乳のように少し舌触りがザラッとする、市販よりも濃いまろやかな豆乳。なんでもしぼりたてなんだとか。

 

焼餅や花生餅など、台湾の定番朝食メニューも多数

東京豆漿生活テーブル

油條、花生餅、葱肉酥餅など 100円〜

レジ横に並ぶ餅類(日本で言うパン?)も豆乳と一緒に注文する。

甘いものがよいなら花生餅(ピーナッツ)、おかず系がよいなら葱肉酥餅(葱と豚肉)がおすすめ。焼餅も台湾の定番メニューらしいが、揚げパンである油條と葱と卵を焼いた葱蛋を挟んで食べるパンinパンは、あまり馴染みがないかも。

 

ガラス張りの可愛らしい店内で素敵な朝時間を

 ガラスの大きな窓に、木の様々な形の椅子とコンクリートの床。いろいろな素材がセンスよく散らされた店内は暖かくて安心する空間。晴れた日は大きな窓から太陽の光が入ってきて、朝を感じることができる。

友達同士でも、夫婦やカップルでも、一人でも。

みんなを暖かく迎えてくれるこの空間やお店の方が、五反田で愛される秘訣かもしれない。

 


 

土曜日は開店後1年を経過している今も行列ができ、五反田に住む人にも愛されるこのお店。8時-14時の営業時間、かつ日曜定休ということもあり、五反田外の人が土曜日に集中して訪問するため、土曜日は混みやすい。

狙い目は行列の少ない平日の開店直後。できることなら、平日の朝8:00を狙ってみて。

 

▼お店の場所

 

▼紹介したお店はこちら

店名:東京豆漿生活
住所:東京都品川区西五反田1-20-3 MKYビル1F

営業日:月〜土 8:00〜14:00(売り切れ次第閉店)

定休日:日曜 ※コロナウイルスの影響で休業中

最寄り駅:大崎広小路駅 徒歩2分、JR山手線 五反田駅徒歩5分

tabelog.com

 

▼オンラインショップもあるよ

store.tokyomamehana.com

親子三世代に渡って愛される祐天寺のお寿司屋(すし太一)

すし太一外観

一昔の選挙といえば、家族総出で投票にでかけ、帰りはみんなでごちそうを。そんな古き良き日のお食事の場が残っている祐天寺のお寿司屋さん「すし太一」にいってきました。


老若男女全員にあったサービスを提供してくれる素敵な場

しらすのつまみ

カウンターに座って、つまみ付きのおまかせコースを注文。ドリンクとつまみを堪能していると「こんばんはー」という声とともに、小さなお子様連れのご家族がいらっしゃいました。ご両親とおじいさま、おばあさまの三世代のご家族です。

 

常連さんのようで、お店の方と簡単な世間話をされた後お寿司を注文。おまかせお寿司のプレートと、メニューからつまみや揚げ物をいくつか注文していらっしゃいました。

 

都内の有名なお寿司屋さんは、その多くがカウンター席でメニューもおまかせコースのみ。小さなお子様は入店不可という場合も多いのですが、すし太一は全く別。

小さなお子様も年配の方も肩肘張らずに足を伸ばして座れる掘りごたつのお席と、好きなものを自由に注文できるメニューの用意がありました。

 

おまかせコースだとお腹いっぱいになってしまったり、生魚は食べられない妊婦さんだったりも、お寿司以外のメニューもたくさんあるので安心です。

 

伊達ではないミシュランガイド ビブグルマンの実力

大吟醸につけた明太子と数の子

大吟醸につけた明太子と数の子のつまみ

家族で楽しめるお寿司屋さんという側面を持ちつつも、「ミシュランガイド 東京2019」でビブグルマンとしても掲載されたこのお店。おまかせコースの満足度も十分。

 

この日は一休の限定コースで1ドリンク付きのつまみ×鮨両方を楽しめるものを選びましたが、こんなにサービスしてしまっていいの?!と思うくらいの充実の内容。お寿司はもちろん、大吟醸につけた明太子が衝撃でした。なんておいしいんだろう...。つまみにも妥協しないその姿勢、素敵です!

 

その日のメニュー一覧(一部)

つまみ→お寿司の流れでいろいろなものをたくさん食べさせてもらいました!ごちそうさまでした。

白身の刺し身三種

白身の刺し身三種

はまぐりのお吸い物

はまぐりのお吸い物

たこの肝

珍しいたこ肝も

揚げ物

揚げ物もたっぷり

イカのお寿司

お寿司のスタートはイカから

赤貝のお寿司

こりこり赤貝

コハダのお寿司

輝るコハダ

海老のお寿司

ぷりぷりの海老

マグロのお寿司

てかてかのマグロ

うにのお寿司

うにもバッチリ

この記事で紹介したお店

目黒 すし太一(寿司)

restaurant.ikyu.com

 

▼地図はこちら

目黒「みもっと」タイ料理がもっと好きになる!(東京/目黒)

クンパッドガディアム(海老のにんにく炒め)

クンパッドガディアム(海老のにんにく炒め)

目黒のタイ料理「みもっと」に行ってきました。

 

みもっとは、日本人の「みもっとさん」によるコース1種類のみを提供するタイ料理屋さん(予約必須)。タイ料理をコースで食べるというのは初めてで、出てくる料理も、私が知っているタイ料理とはひと味もふた味も違うものでした。

[:contents] 

みもっとのその日のメニュー

みもっとメニュー

毎日ちょっとずつメニューが変わるそう

その日のメニューは以下の9品。

ナムプリック ガイ(チキンのディップ おこげ添え)

ナムプリック ガイ

お菓子みたいで楽しい前菜。レバーパテのような感覚でパクっといったら、唐辛子の辛味が。

あ、タイ料理だこれ。と気づかされます。

ヤム マドゥア (イチジクと豚のサラダ)

ヤム マドゥア

 甘すぎず、絶妙に香辛料がきいた味。生ハムメロンのようなものを覚悟して食べたら全然違って驚きました。このあたりから私の中の「タイ料理の常識」が覆されていきます。

 ゲーンジュートタオフー(豆腐のクリアースープ)

ゲーンジュトータオフー

澄み切ったこちらのスープはとっても優しい味。冬の朝、これを飲めたら最高だなあ。

タイ料理なのに日本のお吸い物みたいに安心する...!

ラーププラー サンマ(秋刀魚のラープ)

ラーププラー サンマ

秋といえば、目黒といえばのサンマも登場。今旬初サンマなので嬉しかった〜!

こちらもパクチーがきいていて、ジューシーなサンマをパクチーが爽快感にさせてくれていました。

クンパッドガティアム(海老のにんにく炒め)

クンパッドガティアム

もうこれは、このまま食べてもいいんだけどご飯との相性も最高。ご飯に絡めて食べたいがためにコースの最後までお皿をおいておいてもらいました。

タムマクワ(焼きなすのペースト ゆで卵添え)

タムマクワ

箸休めの一品は、こちらもとっても優しい味。

タイ料理のハズなのに、なんだろうこの日本感。

プーパッポンカリー(ワタリ蟹のカレー炒め)

プーパッポンカリー

脱皮したてのワタリ蟹。皮ごとぺろりと食べられます。

この背中の甲羅の下に野菜と蟹肉とカニ味噌がたっぷり絡められたカレー炒めが入っているんですが写真撮影し忘れました。

 

これは私の知ってるタイ料理なんだけど、その前の料理たちの余韻もすごくてもう大満足。

ゲーン パネン ガイ(チキンのパネンカリー)

ゲーン パネン ガイ

きました締めのカレー。もうこの時点でお腹いっぱいなんだけど、やっぱり食べたい。食べてしまう。そして美味しい。

 

これと一緒に、海老のにんにく炒めのお皿にご飯をいただいて食べました。最高かよ。

ウンガティ(ココナッツアガーと桃)

ウンガティ

最後のデザートはこちら。「ココナッツアガー」 のアガーは「寒天」て意味なんだって。

お腹いっぱいだったけどさっぱりした味付けてペロッと食べてしまいました。

料理に合わせたワインもいろいろ

ワイン3種

タイ料理にあうワインもたくさん揃えているみもっとさん。たまにペアリングイベントもやっていたりするんですって。香辛料がきいている料理はお酒が進みます。

 

みもっとさんが教えてくれたタイ料理の美味しさ

タイ料理は好きだけど、トムヤムクンカオマンガイ、カレーといったメニュー単体が好きだと思っていたんです。

でも今回みもっとさんのコースを食べてみて、タイ料理は香辛料の使い方が肝なんだ、そして辛いだけじゃないんだ、と知りました。

そこから興味が湧いて、辛くないタイ料理につていも調べてみたけど、なんかすっっっっっごい奥が深い!!香辛料を使っているだけかと思いきやダシも大切にしているんです。たしかに、タイ料理って海老とか蟹とかの味かなり強いよね。そういうことか。

 

一時期グリーンカレーにハマった時期があるけど、またタイ料理にはまりそうです。

 

最後に、

今回複数人でおじゃましたのでみもっとさんとはあまりお話ができませんでしたが、とっても優しくて素敵な方でした。

 

みもっとはたくさんの人にいってほしいお店です。そして自分も通いたい。

 

お店は完全予約制で、予約電話は12:00〜18:00の間推奨(DMでもOKだそう)。お店空気感、とっても好きでした。電話の音とかで雰囲気を消してほしくないのでほんと気をつけてくださいな!

 

料理教室もやっていたり、ペアリングやスナック会もやっているそうなので、それらにも次回参加しよう。

 

▼みもっと公式WEBサイト

mymot.jp

 

▼みもっと先生の料理教室

mymot.jp

 

▼アクセス

美瑛「ビブレ (bi.ble)」小麦畑の中で優雅な時間と美瑛野菜たっぷりの美食を(北海道/美瑛町)

ビブレ外観

先日、北海道の美瑛町に行ってきました。

そこで訪問させたいただいたオーベルジュ「ビブレ (bi.ble)」がとっても素敵だったんです。

 

 

その日のメニュー

ランチコース3種類のうち、一番料理の数が多い「北の香り(6,400円)」をチョイス。 

じゃがいもパン

じゃがいもパン

メニューの一番最初に出てきたのがこちらのじゃがいもパン。直径15cmほどで、ひと目見たときは「重いかも...」と心配しましたが、一口食べると全然重くない!!

このあとの料理のソースにもピッタリあって、とっても美味しかったです。

 

前菜の盛り合わせ

前菜の盛り合わせ

この日は、人参のサラダ・ズッキーニのフリット・レバーパテの3種類。

最初の料理は葉っぱの中から登場しましたが。ワクワク感がたまりません。

 

お皿に取り分けた前菜盛り合わせ

取り分けていただきました。

 

野菜アラカルト

野菜アラカルト

ランチの3コース、すべて共通のメニュー。

美瑛は野菜がとっても美味しい町。採れたての野菜を、様々な調理方法で提供してくれます。

 

この日はブロッコリー、カリフラワー、人参、カブが茹でてあったり、グリルされていたり。こんなにジューシーなカブ、初めてでした。

 

とうもろこしのスープ

とうもろこしのスープ

メニュー上はきのこのスープでしたが、この日は仕入れの関係でとうもろこしのスープに。

ふわふわとしたとうもろこしの泡の下には、黄色 く濃厚なとうもろこしスープが入っています。

 

美瑛はとうもろこしも有名な町。食べられてよかった!

 

にしんの温燻仕立て

にしんの温燻仕立て

燻製の香りがたっぷりついたにしんが登場。この状態から、お皿に取り分けてからいただきます。

 

お皿に取り分けられたニシン

取り分けられた結果がこちら。ここにもじゃがいもが登場です。とうもろこしに並んでじゃがいも多く栽培される美瑛らしくてくすっとなりました。

 

北海道十勝産 牛ヒレ肉の炭火焼き

牛ヒレ肉の炭火焼き

ここまででかなりお腹がいっぱいになっていたので、肉料理食べられるかと不安でしたらぺろっといけてしまいました!

柔らかくて口に含むと溶けるお肉、最高です。

 

付け合せはじゃがいもと山わさび。ここでもじゃがいもが出てきてクスクス。

 

牛乳のアイス

牛乳のアイス

濃厚なのに爽やかな牛乳アイスにはオリーブオイルをかけて。

 

揚げパン

揚げパン

きなこがまぶされた一口大の揚げパン。牛乳アイスをつけて食べても美味しいです。

 

以上がこの日のコースメニュー。

お腹いっぱいになりすぎてしまったのでもうひとつ下のコースでも良かったかも。。とは思いつつ、肉料理も魚料理も食べられたので公開はありません。

残り2種類のコースはこちら。

メニュー

 

お店の内観 

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暖炉のあるレセプション

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宿・レストラン・パン屋の3施設を兼ね備えている

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木のテーブルが並ぶ温かな空間

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窓から小麦畑が見える

 

お店の外観

小麦畑が広がる庭

小麦畑が広がる庭

小学校を改築した建物

小学校を改築した建物

いかがでしたか?

ビブレには宿もついており、宿泊者限定で焼きたてのプレッチェルを食べられるというサービスも。

今回はランチでの訪問でしたが、今度は宿に泊まって朝ごはんもいただきたいです。きっと幸せだろうなあ。。

 

 

AIR DOの早割を使えば片道10,000円以下で行くこともできます。

ぜひ、ビブレに食べに行ってみて下しあ!

四ツ谷「れば屋」とろとろちょうちんが魅力の焼き鳥をくらう(東京/四ツ谷)

四ツ谷のおいしい焼き鳥屋さん。

 

レバーだけでも3種類(普通のレバー、あずき、ぜぎも)、他にもあまり聞いたことのない部位の串が食べられるお店。

 

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おすすめはちょうちん。

 

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卵になる前のたまごだそう。

黄みがはじけて口一杯に広がる食感が感動ものでした。

 

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